たまたま素敵な教会を見つけました。
後で調べてみると、この聖堂は昭和2年築、東京都の歴史的建造物で中央区の文化財だそうです。
この辺一帯は、聖路加国際病院があったため、太平洋戦争の空襲は免れたのだとか。
コロナ禍で閉鎖されている教会も多いですが、こちらは開放されていました。
入らせていただくことに。
階段を上った所に聖ペテロ像があります。
関東大震災で先の天主堂が焼失した際、この像だけが原型をとどめ残ったそうです。
なんだか生き抜くパワーをいただけるような感じがします。
焼け残った時の様子。
そしてその横、「入口」と書かれた方から入ると、小さな展示スペースになっています。
教会の歴史にまつわるものや、江戸時代のキリシタン禁制の高札や踏み絵なども。
そして聖堂に入ると、マリア像がありました。
あぁ、ここはカトリックなんだ。
とても優しいお顔です。
私以外誰もいない静寂の空間の中で、穏やかな時間が流れました。
キリスト像も。
特定の宗教を信仰していない私はご都合主義と言われてしまうかもしれませんが、教会は、困難を乗り越えたいと思う時に行きたくなる場所です。
そういう気分の時であったので、今回の巡り合わせにはとても感謝でした。
*築地教会*
東京都中央区明石町5−26
TEL:03-3541-8185
Open 09:00-17:00頃まで
(土曜日ミサ終了19:00頃まで)
幻の駅 旧万世橋駅
路地のお地蔵様 佃天台地蔵尊