幻の駅 旧万世橋駅

万世橋駅は、今の神田駅と御茶ノ水駅の間に存在した駅です。

その一部が整備されて公開されています。

元々は東京駅と同じ辰野金吾設計の赤レンガ造りの豪華な駅舎だったそうです。

1912年(明示45年)の階段。

その後、秋葉原駅などの設置で利用者が減少し、駅舎も解体縮小。

1936年(昭和11年)に東京駅から鉄道博物館が移転。

この階段は、ホームから博物館に直接入館できる特別来館口になったそうです。

覆輪目地(ふくりんめじ)という高級な施工の壁面タイル。

昔の人の息遣いが感じられる場所大好き。

明治の人も上り下りした階段。

私のご先祖様も歩いたかしら。

階段を上ると、プラットホームの跡があります。

ここでのんびりするのが好きです。

ガラスがなければ手が届く近さで中央線が通ります。

鉄ちゃんにはたまりませんね。

遠くに目をやると、山手線とか新幹線とかも見える。

電車に乗っているとあまり感じませんが線路に勾配があるんだなとわかります。

帰りは1935年(昭和10年)の階段から。

鉄道博物館の建設にあたり設置されたものだそうです。

明治よりは新しくてももう90年近い歴史。

整備前の様子。

こういう雰囲気も残しておいてほしかったな。

壁に残っていたという手書きの貼り紙。

「旅行は休日を避けること」

どういう意味だろう?

1912・1935年どちらの階段も1943年に駅が休止されるまで利用されました。

ちょっとだけノスタルジックにタイムスリップできるような感じがしてこの場所がお気に入りです。

最後はデッキに出て。川風が気持ち良い♪

 

*1912階段・1935階段・プラットホーム*
月~土 11:00~22:00 日祝/11:00~20:30

東京都千代田区神田須田町1丁目25番地4





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