弘法大師作三体不動尊 不動堂明王院

京都駅近く、歩いていたら偶然見つけた不動堂。

弘法大師が東寺を建立した823年、東寺の鬼門守護のため、不動尊を祀ったことに由来します。

この地で弘法大師は偶然霊石を見つけ、そこに自ら不動尊像を彫り刻み(高野山波切不動尊・成田不動尊と並ぶ、弘法大師作三体不動尊の1つ)、この霊験あらたかな不動尊像を穢れから護るため、石棺に入れて井戸の奥深くに安置しました。

それからおよそ80年後、宇多法皇がこの不動尊像の存在を知り、井戸から取り出させようとしたところ、井戸の石を見た人はことごとく目を傷めたのだとか。そこで宇多法皇は、井戸を封じ、お堂を立て霊石不動明王と呼び崇拝したそうです。

今はお堂の中には、中央に御前立の不動尊、右に弘法大師像、左に役行者像が安置されています。

封印されたのはどんなお不動様なのかな・・・興味津々。

こういう歴史あるお堂が街中にさりげなくあったりするのも京都らしいなと感じます。




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