石和温泉駅のメインロータリーと線路を挟んで反対側にあるお大蔵経寺。
奈良時代の行基菩薩が創建したと言われるお寺です。
戦国時代は武田家、江戸時代は徳川家の祈願寺に。
祈願寺は気の強い場所に設けられているので、ここはパワースポットなのだそう。
お寺の玄関には大きな大黒様。ニコニコなお顔。
この大黒様は病気を治し福を授けてくれるのだとか。
自分の身体の病んでいるところをなでてご利益祈願。
中に入ると至る所にとても綺麗な仏画を目にします。
こちらのご本尊、不動明王に帰依した西海照雄さんという方が50点近くの自身の作品を寄贈したもの。
繊細ですが力強い作品ばかりで引き込まれそうになります。
廊下からは趣ある枯山水の眺め。
元禄時代に焼失してしまいましたが、この枯山水の向こうに2代将軍徳川秀忠建立の東照宮があったそうです。
徳川家にとっても大事な場所だったのですね。
本堂に入ると、平安時代の智証大師作と伝わるご本尊、不動明王。
忿怒のお顔ですが、どうしても優しいお顔にしか見えず、いつもお願い事をたくさんしてしまいます。
そして武田信玄が川中島の合戦に際し戦勝祈願をした将軍地蔵。
甲冑を身に着けた珍しいお地蔵様です。
私も困難に打ち勝てるよう祈願しました。
静かで居心地良く、心休まるお寺です。
*大蔵経寺*
山梨県笛吹市石和町松本610
055-262-2100
拝観料 300円(庭園・現代仏画)
午前9時より午後4時30分まで
※尚、受付は閉門30分前に終了。
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