涙が溢れた風景 山の辺の道

前回の続きで「聖林寺」について書こうと思っていたのですが、

なぜか頭に浮かぶ「山の辺の道」を。

山の辺の道は天理から桜井の山すそを結ぶ日本最古と言われる道です。

その道上にある長岳寺で地獄図の御開帳があった時のこと。

死後の世界についてご住職さんからお話を伺った後、

「悪いことをすると来世で人間界には行けないですね」

と私は言いました。

するとご住職は、

「そうですね、ただ、人間界も地獄と天国が半々の修行の場、決して楽な場所ではないですね」

と言われました。

修行の場・・・その言葉がしっくり私の中に入りました。

私にとってかなりツライことばかりの、地獄を感じることが多い時期だったからかもしれません。

帰り道、山の辺の道を天理方面に自転車を走らせていたら・・・

雲の隙間から光さす神々しい風景が広がってきました。

思わず自転車を止めました。

神様?仏様?がいるような気持ちになり、なぜだか涙がでてきました。

地獄のように苦しい時もあるけれど、こういう天国のような景色に救われる時もある。

これが人間界を生きるということなのかな・・・と感じた日でした。




2 件のコメント

  1. フウトsays: 返信

    人間界も地獄と天国が半々の修行の場、決して楽な場所ではないですね

    そうですね、楽なばかりの場所ではないですね。

    私は『普通』という言葉にフォーカスをあてる事が時々あります。
    生きてると『普通に生きる事』という事は尊く有難い事で感謝なんですよね。
    私は『普通じゃない事』の方が多いような気がします。
    みんな色々ありますよね。

    でも、自然と涙が出た茶々こむさんは『普通じゃない事』を頑張っている自分に涙が出たような気がします。

    応援しています(@^^)/~~~

    • chachakomsays: 返信

      フウトさん
      いつもありがとうございます!
      「普通」って一番難しいのかな・・・と思いました。
      本当に普通に感謝ですね。
      感謝の気持ちを忘れずに生きていきたいなと思います(^-^)

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