来年丸の内に移転するということで、
世田谷での美術展示が最後となる静嘉堂文庫美術館へ行ってきました。
見ごたえある作品が多かったのですが、私の一番の目的は
曜変天目!!
中国福建省南平市建陽区にあった建窯で作られたとされる茶碗です。
漆黒の器の内側に星のような模様がついています。
ずーっと見たいと思っていた茶碗です。
完全な形で残っている曜変天目は世界で3つだけ。
その3つ全てが日本にあり、その1つが静嘉堂所蔵です。
写真でしか見たことがありませんでしたが、私は静嘉堂の曜変天目が一番いいなぁと思っていました。
建物の中に入ると結構人がいたので、
きっと曜変天目は大混雑なんだろう・・・と思ったら、そうでもない。
人がほとんどいません。。。ラッキー❤
しゃがみ込んで外側、内側とじーっと見てしまいました。
なんて綺麗なんだろう・・・。
この曜変天目は元々徳川家所有で、こんなエピソードがあるそうです。
三代将軍家光が疱瘡に罹った時、乳母の春日局は、家光の平癒と引き換えに自分は生涯薬を飲まないことを誓い、家光は快復しました。
その後春日局が病に侵された際、春日局が薬を飲まないと聞かされた家光は、この曜変天目に薬を入れ自ら春日局に飲ませようとしました。
しかし春日局は、感涙しながらも着物にそれを流し入れ飲んだフリをし誓いを守ったのだとか。。。
この時この曜変天目は春日局に下され、その後春日局の元の嫁ぎ先である稲葉家所有になったのだそうです。
そんな歴史も感じたり、果てしない宇宙のような神秘的な模様に、いつまでも見ていたい気分でした。
天下の名器と言われたのもうなずけまず。
会場を出る時には、入場制限がかかっていて行列ができていました。
*静嘉堂文庫美術館*
東京都世田谷区岡本2-23-1
TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間
午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
入館料
一般1000円(800円)、大高生700円(500円)
世田谷での最後の展示
「旅立ちの美術」2021年6月13日まで
こんばんは、茶茶こむさんヽ(^o^)丿
いつもながらすみません、フウトですw
茶茶こむさんは色んな物に興味があるのですね、色んな知識も持ってるし、本当に素敵な方だな~と思っています(^^♪
私は難しい事はわかりませんが、中国の陶磁器って細工も細かい物があり色合いも綺麗でとっても素敵ですよね。
うちにはありませんでしたが祖父母の家には何点かあった記憶があります。
祖父母が亡くなって誰が持って行ったのかは知らんけどーw
相当お高い物だったと思いますw
春日局がお薬を飲まなかったのはTVドラマの大奥で見たような気がします。
だってTVっ子だもんw
でもそれでこの曜変天目が春日局の元の嫁ぎ先である稲葉家所有になったんですね、歴史って深いですね。
色々な美術品が色んな事を経て様々な所に流れ辿り着く。。。美術品にも宿命があるように思えました。
私も色々な事があって今に至ります、これからもどんな未来が待っているのかはわかりませんが。
最近は『泣いて暮すも一生笑って暮すも一生』かしらんw。。。とも思ったりもしています。
沢山色んな物も失ってきたけど今ここにある物だけは大事に持っていようと思っています。
それはココロ。。。
清廉潔白なココロだけはよどむ事がないようにと。
まあそんな偉そうな私ではないのですが
よどんだココロが清いココロにはなれません。
だから夫に多くを求めても無理だと思っています。
茶茶こむさんや私は清いココロを持っていましょう!
そして茶茶こむさんがいつかココロから『笑って暮すも一生』と思える日が来るのを唯々祈っています。
来年の春にはコロナワクチンが打ててるので茶茶こむさんがよく行っているヒルトンのイチゴビュッフェに行くぞ!
楽しみだけで笑顔がこぼれます( *´艸`)
フウトさん!
ブログお休みされるとのことだったので心配していました。
コメントいただけてとても嬉しい
フウトさんもきっと大変なことが多いのに、こんなに優しくて。
ホントに、できるだけ笑って暮らしたいですね!
春日局の薬のシーン、有名ですよね!
それがこの天目茶碗にも関係していたとは!
とても興味深い話でした
私も来年はイチゴブッフェ行きたいな~